【ビルドアップの拙さについて思ったこと メモ】
・中盤がマークされる→CBがプレスを受ける→SBにパス→SBが内側を切られながらプレスを受ける→WGに縦パス→WGが背中から相手に強く当たられる。
この過程のどこかしらでボールを失う、或いは、詰まって長いボールを蹴らされるというのが、プレシーズンからここまで全試合に共通・多発しているアーセナルのビルドアップの失敗パターン。
その原因として最も目につくのが、後ろ向きでボールを受けるWGに対するサポート不足。
2CHは元々、枚数の少なさゆえに3センターと比べてサイドに中盤のサポートが行き渡りにくい構成。
加えて、アーセナルは組み立ての時にCHをかなり深い位置に配置し、起点を作ろうとする(これ自体は個人的に大切なことだと思う)。
それゆえ、WGが落としたいタイミングで中盤の選手が遠い or 相手に捕まっている ということが多く、仮にその形から突破できたシーンがあったとしても、それは相手に引っかかってごちゃごちゃした結果論要素の強いものばかり。



…というのを振り返ると、改めてエメリが1番欲しかったのは、ここでも無理が利くザハだったんだろうなーって。こやつのパワフルさはもう身に染みてわかっとります。
ニコラ・ペペはザハほどゴツゴツした選手とは違うし、個人的にも、冬頃にツイートしたときのような見方は変わらず、今のところ不安のほうが大きい。
・解決策について
ザハは獲れなかった。強みと表現するのは少し大げさであるけれど、昨季相手と体をぶつけ合う役割を担うことが多かったイウォビが退団した。新顔のネルソンとペペはよりスマートかつ、内側に切り込みたがる傾向がある選手。セバージョスと現在伸びまくりのウィロックの適性。トップ下のポジション的な優位性が全く見られなかったこと。
やはりシンプルに4-3-3を採用して、サイドのサポートを充実させる形がベストだと感じる。組み立てだけでなく守備面においても、3センターのほうがペペやオーバメヤンらの守備負担を軽減しやすいでしょう。
また、アーセナルはイウォビとエンケティア(ローン)の最終日退団により、1-2列目の層に若干の不安がある。そこを考慮してもやはり、前線が4枠の4-2-3-1より4-3-3で前3枠・中盤3枠を{オーバ・ラカ・ペペ・エジル・ムヒ・ネルソン}{トレイラ・ジャカ・グエンドウジ・ウィロック・セバージョス}+アカデミー組のグループで回すようにしたほうが、ターンオーバーをしやすくなると感じます。
無論4-3-3にも別の不安要素はある・出てくると思いますが、それ以上に今の4-2-3-1を続ける長期的な利点が見出せないというのが、現状の私感です。
・その際のエジルの起用法について
4-3-3論と切り離せないのがエジルの起用法。自分は昨季までエジルのIH(3-1-4-2のですが)を強く求めていましたが、セバージョスの加入により、その線は限りなく薄くなったと感じています。
ただ逆に、CFの枚数の薄さや、リード時であってもポゼッションで呼吸を整える時間をなかなか得られていない現状から判断すると、エジルがフリーマンで機能すれば、需要はかなり高まると思います。
ラカ・オーバクラスのFWがいてわざわざそんな使い方をする必要があるのかとか、エメリがそんなにポゼッションに割り切った戦い方を選択するかとか、いろいろ壁はあるけど、そこまで現実離れした考えではないと思いたい。。。
・楽しみなところ
最終日、突然加入が決定したダビド・ルイス。ほんとにビックリ。
CBのボールプレーを求めての補強だと思いますが、デビュー戦でいきなり価値の高いプレーを見せてくれました。
この相手MFの背後をつくロブパス!!これ欲しかった!
深さを作って相手を釣り出せれば、疑似カウンターで前線のスピードを活かせるようになるし、それを警戒して相手が重心をさげれば、固められやすかった中盤への圧力が和らぐはず!
・おわり
内容の3分の2くらいは、自分の妄想でした。
それでは新シーズン、応援頑張っていきましょう!!
やわやわさんのツイートを楽しみく見てたんですが何でTwitter辞めちゃったんですか?
返信削除