Arsenal16-17。選手採点遊び。


16-17シーズン終了!って事で偏見たっぷりの選手採点をお遊び感覚でやってみようと思います。
「あ〜そうだったな〜」「いやこの選手もっと高くて良いよ!」みたいな感じで振り返っていただければ嬉しいです( *´︶`*)

GK
33. ペトル チェフ 【7.5】
今季も職人技を見せ続けてくれた。コース切りさえしてればエリア外からのシュートは殆ど止めるという若林くんばりの安定感。更に弾いたボールはしっかりラインを割らせてプレーを切るため、ゴール前で相手に詰められる事が殆ど無かった。PKを止めていない事が指摘されるが、1年に10本もPKを与えてしまうDF陣の責任の方が大きいかと。ただ、身体的な衰えからか2年連続3月頃に負傷離脱しているのでセカンドGKの質も高めておく必要があると思う。


13. ダビド オスピナ  【7.0】
奮闘したにも関わらず、ほぼノーチャンスだった失点が重なったバイエルンとの2戦の影響で他サポから変な批判を食らっとる不憫な選手。んまあ知る人が知ってれば良いんやけど( 笑 )
オスピナは、チェフ程のシュートストップの安定感やハイボールへの強さは無いものの、1対1での間合いの詰め方が抜群に上手い。特にそれが見られるのがPSG戦。カバーニのシュートを弾き出したり、カバーニのループをキャッチしたり、カバーニのドリブルを阻止したり、カバry…
とその試合でMOTMに選出。アーセナルのGL首位通過とFA杯優勝はオスピナ無くして得られなかった。


26.エミリアーノ マルティネス 【6.0】
主にEFLカップと第3GKとして上の2人が負傷時に出場。長身でクロスへの対応が良く、フィードも正確でビルドアップへの貢献度も高かった。課題はボールを弾く位置。弾き切れない場面がちょくちょく見られたのでチェフから学んでくれい!
チェフ・オスピナ・シュチェがいる状況でも契約延長をしてくれる等と本物のアーセナル愛を見せてくれてる選手。応援したくなるぜい。


DF
2. マテュー ドゥビュシー  【--】
怪我だったり監督との確執だったり…と色々あって今季の出場時間は僅か数十分。アーセナルの練習写真等で顔面偏差値をぐ~んと上げることに尽力した。


3.キーラン ギブス  【5.5】
今季は主にミッドウィークでの試合に出場。上下運動や出足の早さを活かしての牽制等、身体的な能力面で良さを見せるも、中盤補佐の意識が低く、相手にスペースを消された時のプレーの質でモンレアルと差を付けられてしまってた印象。得意技であるチェンバレンとの分身の術も今季は影を潜めた。


3.ペア メルテザッカー  【--】
開幕前に負傷してシーズンをほぼ棒に振ってしまった。がしかし離脱者が続出し急遽出場する事となったFA杯決勝で高パフォーマンスを披露。特に撤退守備ではライン統率やら空中戦やらほぼパーフェクトな出来だった。


5.ガブリエル パウリスタ  【6.0】
主に第3CB+右SBの控えとしてプレー。競り合いの強さやパスコースを作る動きは良いものの、無謀なチャレンジやオフサイドトラップを失敗させる等、わかりやすいミスを度々やっちまうのでアーセナルファンからの評価は厳しめ。ただ、怪我人が増える冬を乗り切れたのはガブのユーティリティ性のお陰だと思うのでそこは評価しないといけないところ。
練習風景の写真に度々映り込んでは変顔をかます等、お笑い要因としての役割もなかなか。最終節エバートン戦で全治8週間の怪我を負うも翌週のFA杯優勝セレモニーの際に爆走をみせていたためアーセナルファンの間で「コイツ仮病なのでは?」という説が囁かれている。


6.ローラン コシェルニー  【7.5】
"バイエルン戦"。この試合を見ただけでもコシェの貢献度の高さがわかる。鋭い読みによるインターセプトとカバーリング等守備面は勿論、セインツ戦のオーバーヘッドなど重要な場面で得点する事も。今季は離脱していたメルテザッカーに代わりゲームキャプテンも務めていただけに、アキレス腱の状態がかなり心配。


16.ロブ ホールディング   【6.0】
今季のサプライズ。昨夏にボルトンから£200万で獲得し、CBに負傷者が続出していた事により開幕リバプール戦で公式戦デビュー。その試合は4失点で落としてしまったものの相方がコシェルニーになった次節レスター戦でクリーンシートを達成。ムスタフィの加入に伴いカップ戦での出場が主になるものの、シーズン終盤3CBへ対応しスタメン奪取。競り合いの強さや軽い対応が無い事が魅力的な選手。ただドリブラーと対峙した時のバックステップをしながらの対応が課題だと思われ。
現地ファンからかなり愛されているようで「better than Cannavaro」というチャントをゲット。唯一心配なのは生え際がカンナバーロしそうなところ。


18.ナチョ モンレアル  【6.5】
今季序盤は身体的な衰えからかゴリゴリドリブラーへの対応に苦戦していたが、システムが3-4-2-1へ変更されてから晒される回数が減ったためサッパリ解消。WB・CBのどちらでも高水準のプレーを見せSBも出来るため4バックへの移行も可能と、欠かせない選手に。どこに飛び込めばチャンスを作れるか、いつボールを離せば味方が助かるかというのをとてもよく理解している気の利く選手。加入の可能性が高いコラシナツが加わった時にここのポジション争いがどうなるかとても楽しみ。


20.シュコドラン ムスタフィ  【7.0】
昨夏£3500万でバレンシアから移籍してきたムスタフィ。最終ラインからの推進力・楔の打ち込み等今までのアーセナルに無かったものを持たらし、加入後出場試合15試合無敗を記録。守備面でも対人が強く、カバーリングエリアも広いとかなり頼もしい。課題をあげるとすればインターセプト・追撃守備をちょくちょくスカしてしまう事。ただ、それもカバーリングの枚数が増える3CBで起用すればケア出来そうな感じ。


24.エクトル ベジェリン 【前7.5/後6.0/髪0.5】
前半戦はベストの1人。オーバーラップとインナーラップを使い分けられる上下運動はもちろん、絶妙なポジショニングによりムスタフィと2人で右サイドのビルドアップを成立させ、ウォルコットをセカンドストライカーの役割に専念させられる事が出来ていた。サンチェスCFシステムがベジェリン不在時にイマイチだったのはたまたまでは無いはず。しかし1年を通して細かい負傷が多く、疲労もあってか年明けからパフォーマンスが低下。そして髪型が暴走。ファンに散髪を要求され、それを受け入れたような素振りを見せてからの「コーンロウだよーん」というお茶目な1面も。


25.カール ジェンキンソン  【--】
超グーナーことジェンキンソン。大怪我から復帰した今季はベジェリンの控えとしてプレー…するはずだったのだがボス曰く、自信を失っているらしく11月以降はU-23でプレー。アーセナル公式の写真に写りこんだ時もなーんか暗そうだった。

2017年5月25日より東日本での販売停止が発表された。


MF
8.アーロン ラムジー  【5.5】
主にCH,IHとしてプレー。今季は持ち味の前線への飛び出しに加え、ビルドアップ時のポジション修正やライン間での推進力が向上したように見える。特に3-4-2-1にシステムが変更されてからリスク管理のタスクが軽減されたため、インテンシティの高さを存分に発揮できるように。ただ、やっぱり怪我が多く特にワトフォード戦の負傷でチームの勢いをドン底まで落してしまったので採点は厳しめ。


11.メスト エジル  【7.0】
シーズン終盤までCHのペアが負傷等で安定しない中、よくチームを支えてくれた。「ビックマッチで消える」なんて言うエジルにどれ程のタスクが課せられているかを無視した批判は全無視で宜しい。2月頃はタスクオーバーに耐えきれずパフォーマンスが落ちていたが、終盤は裏抜け・間受け・レジスタの役割全てを担うという意味不明な事をやっていて、サンダーランド戦ではチャンスクリエイト数12とこれまた訳分からない数字を叩き出した。チェルシー戦ではラムジーに憧れてかスーパーサイヤ人になっていた。


19.サンティ カソルラ  【6.0】
笑顔いっぱいでお馴染みカソルラおじさん。中盤でのプレス回避を独力で行い、前線の距離感を調整してしまうスーパーマン。かなり怪我がちな体質になってしまったため、負担の少ない2列目で起用して欲しいというのが個人的な希望だったのだが、更に5ヶ月離脱の可能性ガガガ…


29.グラニト ジャカ 【5.5】
移籍金£3000万でボルシアMGから加入した。加入後しばらくはカソルラの右側でプレーの幅を、シーズン中盤は左CHで角度の付け方と最終ラインの出入りをお勉強。そしてシーズン終盤アンカーで完全にチームの心臓に。ボスがすんごく大事に育てていたのがわかる( 笑 )。正確なフィードで横幅の選手を効率よく使えたり、バスを置いた相手に対してミドルでこじ開けられたりとアーセナルの攻撃の幅をかなり広げた印象。ただやはり2度の退場はかなりマイナス点。「7試合の出場停止が無ければ、約1ヶ月半早くフィットしていたかも」と考えれば余計に。特に2回目の退場はチームの勢いをドン底に落としたのでラムジー同様採点は厳しめ。


34.フランシス コクラン  【前7.0/後5.5】
アーセナルの中盤のなかで最もカバーリング意識があってリスク管理能力が高い選手。今季前半戦は対トップ6+PSGとの試合全てに起用され、インテンシティの高い試合でも存在感を見せていたのだけど1月の負傷復帰後からパフォーマンスが低下。どこが悪いってのはあまりハッキリしていないけれどタックルが遅れてファール・カードを貰う場面が増えてしまっている。


35.モハメド エルネニー  【6.0】
超愛されキャラ。ヒゲもじゃ髪の毛ボワボワ。んでもってわがままボディ。なのに「アーセナル大好き!」って言っちゃうあいらしさ。アフリカネーションズ杯の影響もあって今季の出場数は少なめ。前後ろ問わず常にパスコースに顔を出し味方をサポートし続けるという潤滑油的な役割。今季はミドルシュートやエリア内への飛び出し等、積極的なプレーも目立っていた。課題はプレミアで戦う上で必須なフィジカル面。強度の高い試合でセカンドボールを拾えない、前を向けずバックパスに逃げてしまうという場面が多く見られた。オフシーズンに肉体改造に成功すればどんな補強よりも戦力アップに繋がると思う。


FW
7.アレクシス サンチェス 【8.5】☆
公式戦51試合30得点15アシストと文句無しのMVP。エジルとの繊細な縦関係を築きながらCFという新境地を開拓しちゃったもんだから、田舎やフランスのお都会、CLで毎年お世話になっているところから移籍話ガガガ…。何が何でも残留してもらいたいところ。


9.ルーカス ペレス  【6.0】
デポルティボから£1710万の移籍金で獲得。オフザボールの動きの質が高く得点は勿論、裏抜けやライン間でのポストプレーもキッチリこなせるプレイヤー。不運だったのはサンチェスのCFが爆発してしまった事。両者とも高さが無くプレス回避やパワープレーを行い辛いという共通のデメリットがあり、使える状況が被ってしまうように。よって爆発していたサンチェスCFが優先されるようになり、出場機会を得る事が出来なかった。またペレス自身も細かい怪我が多く、使いたい時にいない&練度が上げられなかったというのも出られなかった理由の一つだと思う。


12.オリヴィエ ジルー  【7.0】
途中出場が多めながら要所要所で得点を決めて公式戦16ゴール。この人がいなければいくつもある勝ち点を落としてるやら…。特に怪我人や疲れが多くなる冬場の貢献はかなり大きかった。スペースメイクや楔の引き出し等で他のFW陣と違いを見せる一方、守備時に孤立し、前プレ隊が成立していない場面がちょくちょく見られた。ただ3-4-2-1ではサンチェスや前に押し出されたラムジーと2トップ化したりと改善の兆しが見られたので来季練度が上がるとどうなっていくのかすごく楽しみ。


14.セオ ウォルコット  【前7.0/後6.0】
オフを返上してトレーニングに取り組んだ甲斐があり前半戦は主役の1人。右サイドからのダイアゴナルランでセカンドストライカー的な役割兼ベジェリンへのスペースメイクという形がどハマりし得点を量産。クリスマスまでに二桁得点をあげたため、奥さんとの約束であるコーヒーメーカーをGETしたり、11月にパパになったりと幸せな時間を過ごしていた。ただ、サンチェスCFの仕組みが相手に研究・対策され始めるとプレーの幅の狭さを露呈。元々組み立てへの貢献は低かったためボールに絡めない場面が増えていくように。来季はシーズン通して活躍して私がユニフォームを即決で買えるようなプレーを頼んます!


17.アレックス イウォビ  【6.5】
FWよりMFの方が近いかもしれない。主に二列目の左サイドを担当しながらトップ下やIH、CHも経験。持ち味はライン間へ侵入するタイミングの良さと逆足トラップの旨さ。特に前半戦はサンチェスCFシステムと持ち味がマッチした事によりスタメン起用が多かった。
ただ試合を消化していくにつれ課題である守備の軽さや個人打開能力の低さを露呈。来季は大外からのダイアゴナル等、よりウイング的な要素を取り入れてプレーの幅を広げると面白そう。



22.ヤヤ サノゴ  【10.0】
リアル版黒子テツヤ。年明け頃まで誰も彼がどこで何をしているのか知らない分からない状態だった。しかし、いつの間にかU-23に復帰していてハットトリックを達成するなど活躍。シティ戦での「サノ〜ゴ アァッ!!」は今季のベスト実況の一つ。

23.ダニー ウェルベック  【6.0】
昨年5月の大怪我から1月末にようやく復帰してきたウェルベック。スピードを活かした裏抜けとプレスバックは強烈の一言。不完全ながら毎試合何か成長の跡を残しているのも好印象。課題は度々突っ込まれてる決定力かな。


無所属
15.アレックス オックレイド=チェンバレン  【7.0】
今季は右ウイング,左ウイング,トップ下,CH,IH,右SB,右WB,左WBでプレー。
「WBになって覚醒した!」と言われているがウイングだった11,12月時点で昨季の成績を大幅に超えていた模様。推進力によって質的優位が計算でき、幅取りからのアイソレーション等、戦術的貢献がかなり大きかった。課題はポジショニングやパスの質にバラつきがある事。チェルシーで同じポジションを務めているモーゼスが縦突破を研究されにつれ苦しんでいってるのを見るとチェンボもプレーの幅を広げていくのが必要だと思う。



以上です!採点は選手の能力よりチームへの貢献度を基準にして考えてみました。来季は全員さらに活躍してタイトルを獲得出来るよう祈っています!

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