【エメリ🍎アーセナル 3-4-1-2 プレス メモ】




■前3枚。





・基本は2トップがCBを、トップ下が相手の中盤を見るシンプルな噛み合わせ。

・GKへのバックパスが合図。

・1人がコースを切りながらGKへプレスを掛ける。

・相手の攻撃を誘導すると言うより、GKに時間を与えないことが目的。

・そのため、誰がファーストDFになるかは特定しておらず、一番GKに近い選手・或いはスピードに乗っている選手が積極的に寄せていく。










・このスピードでの二度追いを平気で繰り返してくれる2トップの献身性、たまらんね。

・ただ闇雲に突っ込むのではなく、後ろの状況をみて、プレスラインを調整してくれるのも有難い。




■WB



・3-4-1-2のシステムで、前線の選手が上述のような守備をする場合、相手のSBは浮く。

・ので、ナイルズとコラシナツが前プレ隊に加わって捕まえる(自分のマークは最終ラインに受け渡す)。









・前に出た背後のスペースを使われないために、ナイルズ・コラシナツは縦を切りながら守備をするのがお約束。

・そのため、SBの斜めの楔はケア出来ない。


・…が、そんな時のための3CB。

・中央の密度を高めて迎撃+中盤とサンド。





・オフサイドトラップが安定してきて、最終ラインを高く保ったまま守備できてるのもかなり大きいです。


あと、良いなと思ったのがスローインの時の守備。


・ボールサイドを極端に圧縮。

・かつ、CBやアンカーを抑えてサイドチェンジさせないタイトな守備。









・特にナポリは、ボールを全く落ち着かせられずかなり苦しんでいたと思う。

・プレミアのチームにはロングスローがあるんで、同じように機能するかはわからん。



■気になる点

・相手の前線にロングボールを収められる選手や、ソンフンミンのように密集地を打開出来て強引に背後のスペースを使える選手がいた場合はどうなるか。

・前3枚の体力が90分持たないこと。現在は途中でムヒタリアン・イウォビをセットで投入して、3-4-2-1で試合をクローズさせる方針だけれども、リード出来てなかった場合はどうするのか。


・中盤の負担。デュエル数が増えた影響で、フィジカル的な負担が大きくなり、中盤に怪我人が増えてきてる。


■感想


今の3-4-1-2は、今までエメリが試してきた中で1番主体的なプレスが出来ているシステムだなーと感じます。

前線の走力的な優位性を活かして後ろに余裕を持たせるのは理にかなってますし、選手の
負荷をコントロール出来るようになれば、面白いプランになるんじゃないでしょうか。




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