【エメリ🍎初陣 アーセナル vs マンチェスターシティ】
久し振りの更新です。エメリ🍎アーセナル最初の公式戦+昨季のチャンピオンとの対戦という事で、後で振り返りやすいようにブログに纏めていこうと思います。
スタメンはこちら。
アーセナルは補強資金£70m(以前だったらかなりの高額なんだけど、最近の市場からすると物足りない金額)を上手くやりくりして、ユヴェントスからリヒトシュタイナー(フリー)、レヴァークーゼンからレノ(約£22m)、ドルトムントからソクラティス・パパスsoh8lan5g9b49(約£16m)、サンプドリアからルーカストレイラ(約£26m)、ロリアンからグエンドウジ(約£6m)を獲得。ビックネームはいませんが、不足していると言われ続けていた部分を精一杯埋めてきた印象です。この試合ではその中でソクラティスとグエンドウジがスタメンに名を連ねています。
一方シティはクラブレコードとなる£60mの移籍金を支払ってレスターからマフレズを獲得したものの、それ以外の補強は無しと静かな夏を過ごした模様。
とはいえ、昨年のサッカーの完成度の高さからして優勝候補筆頭なのは間違いなし。
この試合では、ワールドカップの影響もありデブライネやダビドシルバと言った選手達がスタメンから外れています。
・1列目脇を消す守備とそのデメリット。
最初にポイントとなったのがアーセナルの前線からの守備です。
アーセナルはアタッキングサードや相手が後ろを向いたり、混戦になったりした時は激しく当たりに行きつつも、ミドルサードまでボールを運ばれた時はボールやCBにはあまり食いつかず、ゾーンを埋める事を優先していました。
しかし、どれもシティに簡単に外され、深い位置まで侵入されてしまいます。何故か。
まずはセットオフェンスの時のマンチェスターシティの配置について整理していきます。特徴的なのが、SB。昨季と同じように、右サイドバックのウォーカーが絞り気味にポジショニングして(代わりに右WGはタッチライン際に張る)3CBのような形を作り、逆サイドのメンディが高い位置を取ったり中盤に入って行ったりします。
有名な形ですね。
なお、昨季まではフェルナンジーニョと絞ったSBで2CHを作り、2IHが2OHのように振る舞う3-2-4-1の形が主でしたが、この試合ではベルナルドシウバがトップ下として振る舞う4-2-3-1→3-1-4-1-1の可変が多かったです。
この形の攻撃面のメリットの一つは、相手の1列目の脇のスペースを使いやすいという事です。特に相手が4-4-2のチームだった場合に、よりわかりやすく効果が見られます。
例えば上の図のように、ウォーカーがボールを保持した場面。①の選手がウォーカーに寄せようとすると、2トップの間が開いてしまいフェルナンジーニョをケア出来なくなります。よってこの際相手チームは②の選手をスライドさせてフェルナンジーニョを抑える、という事が多いです。しかし、そうすると逆サイドのCBであるラポルテがフリーとなってしまいます。
ボールは人より速いですし、1列目は攻撃が本職の選手達です。守備に労を惜しまない選手が揃っていない限り1発で捕まえられるものならまだしも、ボール奪取に繋がらない守備のためのスライドはそう何度も行えません。
それらの要素を利用する事で、相手の1列目のスペースを突き、前進が可能になるという設計になっています。
1列目脇(HS)から前進出来ると、攻撃の選択肢がかなり広がります。サイドの数・質的優位を活かして攻撃する事も出来れば、それらや運ぶドリブルをエサに③の選手を動かしてベルナルドやアグエロに縦パスを打ち込む事も出来ます。
この1列目脇のスペースを利用する事はシティの攻撃において、かなり重要な役割を担っているのです。
有名な形ですね。
なお、昨季まではフェルナンジーニョと絞ったSBで2CHを作り、2IHが2OHのように振る舞う3-2-4-1の形が主でしたが、この試合ではベルナルドシウバがトップ下として振る舞う4-2-3-1→3-1-4-1-1の可変が多かったです。
この形の攻撃面のメリットの一つは、相手の1列目の脇のスペースを使いやすいという事です。特に相手が4-4-2のチームだった場合に、よりわかりやすく効果が見られます。
例えば上の図のように、ウォーカーがボールを保持した場面。①の選手がウォーカーに寄せようとすると、2トップの間が開いてしまいフェルナンジーニョをケア出来なくなります。よってこの際相手チームは②の選手をスライドさせてフェルナンジーニョを抑える、という事が多いです。しかし、そうすると逆サイドのCBであるラポルテがフリーとなってしまいます。
ボールは人より速いですし、1列目は攻撃が本職の選手達です。守備に労を惜しまない選手が揃っていない限り1発で捕まえられるものならまだしも、ボール奪取に繋がらない守備のためのスライドはそう何度も行えません。
それらの要素を利用する事で、相手の1列目のスペースを突き、前進が可能になるという設計になっています。
1列目脇(HS)から前進出来ると、攻撃の選択肢がかなり広がります。サイドの数・質的優位を活かして攻撃する事も出来れば、それらや運ぶドリブルをエサに③の選手を動かしてベルナルドやアグエロに縦パスを打ち込む事も出来ます。
この1列目脇のスペースを利用する事はシティの攻撃において、かなり重要な役割を担っているのです。
それに対してエメリ🍎アーセナルが見せたのは、可変システムによる対応です。基本4-4-2で守りつつ、シティの最終ラインが3CB変換を行うと彼らに合わせて1列目と2列目をスライドさせ4-3-3になります。
ムヒタリアンがウォーカーの前方に立ち前進を牽制。右サイドのエジルがインサイドに絞り、中盤をサポート。
一列目脇を塞ぎつつカウンター要因をしっかり残す事がエメリ🍎の狙いだったと思います。
しかし、見てわかる通りこの守備システムには大きな欠陥(ケアしきれないスペース)があります。中盤のラインの大外レーンです。
一列目脇を塞ぎつつカウンター要因をしっかり残す事がエメリ🍎の狙いだったと思います。
しかし、見てわかる通りこの守備システムには大きな欠陥(ケアしきれないスペース)があります。中盤のラインの大外レーンです。
SH不在のシステムとなっていて大外へ圧力を掛けるのが難しいため、アタッキングサードで激しくプレスに出た時もミドルサードで構えた守備をする時も、そのエリアへボールを流されて突破を仕掛けられてしまいます。
中でも辛かったのがストーンズからの配球で、右にも左にも振る事が出来るポジションから散らされるので、全体が大きく揺さぶられ、マークだったりスライドだったり様々なズレが生まれていました。
また、マフレズへボールが渡った後の対応も良くありませんでした。最初はムヒタリアンがキチンと帰陣してサイドのエリアを守っていたのですが、アタッキングサードで激しく当たる→ミドルサードでは1列目脇を埋める→マフレズへボールが渡ると中盤のラインに戻る→カウンターでは全速力で前へ…と負荷の大きいプレーを繰り返している内に戻れなくなってしまいます。(恐らく、ムヒタリアンが攻撃面でも精彩を欠いたのもこれが理由だと思います)。
よってムヒタリアンの帰陣が無くなって以降は、
・そのままナイルズvsマフレズ+ウォーカーの1対2の状況を作られ、突破される。
・ジャカがケアに向かう→中盤にスペースが発生する。
・全体がスライドして密度を高めた所で逆サイドに展開される。
中でも辛かったのがストーンズからの配球で、右にも左にも振る事が出来るポジションから散らされるので、全体が大きく揺さぶられ、マークだったりスライドだったり様々なズレが生まれていました。
また、マフレズへボールが渡った後の対応も良くありませんでした。最初はムヒタリアンがキチンと帰陣してサイドのエリアを守っていたのですが、アタッキングサードで激しく当たる→ミドルサードでは1列目脇を埋める→マフレズへボールが渡ると中盤のラインに戻る→カウンターでは全速力で前へ…と負荷の大きいプレーを繰り返している内に戻れなくなってしまいます。(恐らく、ムヒタリアンが攻撃面でも精彩を欠いたのもこれが理由だと思います)。
よってムヒタリアンの帰陣が無くなって以降は、
・そのままナイルズvsマフレズ+ウォーカーの1対2の状況を作られ、突破される。
・ジャカがケアに向かう→中盤にスペースが発生する。
・全体がスライドして密度を高めた所で逆サイドに展開される。
これらの3つの事象が繰り返し見られました。
この大外レーンのスペースは試合を通して空けていたので、エメリ🍎はどういう考えを持っているのか気になるところです。
ただまあ、1ヶ月ちょいのチーム作り+他にもやる事が沢山ある中で、プレミア最多勝ち点記録を更新したクラブに勝つように仕込め!ってのがまず難易度がバカ高い話なので、ここの脆さは仕方が無いものと割り切るべき所でしょうね。
ぶっちゃけ現段階で出来る範囲では、どのやり方をしたとしても、構造をきっちり殴られていたと思います。土台作りが何よりも大切な時期なので、対シティ戦用のトレーニングの時間なんてさほど取れていないだろうし。
ただまあ、1ヶ月ちょいのチーム作り+他にもやる事が沢山ある中で、プレミア最多勝ち点記録を更新したクラブに勝つように仕込め!ってのがまず難易度がバカ高い話なので、ここの脆さは仕方が無いものと割り切るべき所でしょうね。
ぶっちゃけ現段階で出来る範囲では、どのやり方をしたとしても、構造をきっちり殴られていたと思います。土台作りが何よりも大切な時期なので、対シティ戦用のトレーニングの時間なんてさほど取れていないだろうし。
・ビルドアップ。
続いてビルドアップについてのお話です。
以前のアーセナルとエメリ🍎アーセナルのビルドアップの1番の違いは、CBがめい一杯横に広がるようになった事です。
以前のアーセナルとエメリ🍎アーセナルのビルドアップの1番の違いは、CBがめい一杯横に広がるようになった事です。
3月に本ブログ(【なぜアーセナルはハイプレスに捕まってしまうのか】)で取り上げたように、以前のアーセナルはCBのラインが高くそれによる様々な弊害を受けていたので、エメリ🍎がここに手を付けてくれてるのは個人的にもかなり嬉しいです。
しかし、この試合のビルドアップは散々な結果となってしまいました。
まずはシティのプレスの方法から整理していきます。
①アグエロがグエンドウジを切りながらチェフへプレス。チェフがCBに預けるとグエンドウジのラインまでプレスバック。
②スターリングがベジェリンを切りながらムスタフィへプレス。
③スターリングのプレスにメンディが連動。エジルが降りていく場合はスターリングに切られているベジェリンよりエジルを優先する。
左右のウイングの守備タスクが違う事(マフレズは基本的にSBを捕まえる)が特徴的でした。シティはこれらの手順でプレスをとても速いスピードで実行していました。
アーセナルが苦しんだのは、シティがGKまでプレス掛けてきた事とそのプレススピードの速さが原因です。
ここで1度プレシーズンで一番綺麗にビルドアップが成功したシーンを見て下さい。
しかし、この試合のビルドアップは散々な結果となってしまいました。
まずはシティのプレスの方法から整理していきます。
①アグエロがグエンドウジを切りながらチェフへプレス。チェフがCBに預けるとグエンドウジのラインまでプレスバック。
②スターリングがベジェリンを切りながらムスタフィへプレス。
③スターリングのプレスにメンディが連動。エジルが降りていく場合はスターリングに切られているベジェリンよりエジルを優先する。
左右のウイングの守備タスクが違う事(マフレズは基本的にSBを捕まえる)が特徴的でした。シティはこれらの手順でプレスをとても速いスピードで実行していました。
アーセナルが苦しんだのは、シティがGKまでプレス掛けてきた事とそのプレススピードの速さが原因です。
ここで1度プレシーズンで一番綺麗にビルドアップが成功したシーンを見て下さい。
2CB+2CHを捕まえられていますが、GKがビルドアップに参加してボールを落ち着かせる事でCHの移動時間を作り、付いてくる相手を動かす事で突破に成功しています。
このようなビルドアップがプレシーズンで取り組んでいた形でした。
それに対してシティはGKまで強度の高いプレスを掛ける事でアーセナルのCHの移動時間を奪い、ビルドアップを機能不全に追い込みます。
こういう同数プレッシングを仕掛けられた時の突破方法がアーセナルはまだ確立されていません。よって選手それぞれが技術的負荷の高い状況でのビルドアップを強いられミスを連発していました。
個人的に、こう言った同数プレスを特定の選手に技術的負荷を掛けずに突破するにはビルドアップにロングボールを上手く組み込む必要があると思います。
アーセナルはGKを含めてビルドアップを行うのでプレーに関われる人数は11人、シティはどんなに頑張っても10人までしかプレスに行く事が出来ません。つまり、同数プレスを仕掛けて来ているというのは、どこかしらで必ず数的優位・スペースを得られる事になります。
この試合の場合、シティのCHが前プレ隊に参加していた事によってアンカー周りに数的優位のエリアorスペースがよく発生していました。
このエリアを活用するために、どういうロングボールを放るか、誰がどの相手選手と競り合うのか、どのエリアで誰と誰がセカンド回収の役割を担うのか、と言ったタスクをハッキリさせアトレティコやライプツィヒのような前進が出来るようになれれば、ショートカウンターを仕掛けられる母数も増え、より攻撃陣の特徴を活かしやすくなるのでは?と思いました。
試合は前半13分にスターリングがカットインミドルを決めてシティが先制。
その後は両チーム共細かなポジションチェンジ等は行うものの試合展開に大きな変化はなく前半が終了します。
それに対してシティはGKまで強度の高いプレスを掛ける事でアーセナルのCHの移動時間を奪い、ビルドアップを機能不全に追い込みます。
こういう同数プレッシングを仕掛けられた時の突破方法がアーセナルはまだ確立されていません。よって選手それぞれが技術的負荷の高い状況でのビルドアップを強いられミスを連発していました。
個人的に、こう言った同数プレスを特定の選手に技術的負荷を掛けずに突破するにはビルドアップにロングボールを上手く組み込む必要があると思います。
アーセナルはGKを含めてビルドアップを行うのでプレーに関われる人数は11人、シティはどんなに頑張っても10人までしかプレスに行く事が出来ません。つまり、同数プレスを仕掛けて来ているというのは、どこかしらで必ず数的優位・スペースを得られる事になります。
この試合の場合、シティのCHが前プレ隊に参加していた事によってアンカー周りに数的優位のエリアorスペースがよく発生していました。
このエリアを活用するために、どういうロングボールを放るか、誰がどの相手選手と競り合うのか、どのエリアで誰と誰がセカンド回収の役割を担うのか、と言ったタスクをハッキリさせアトレティコやライプツィヒのような前進が出来るようになれれば、ショートカウンターを仕掛けられる母数も増え、より攻撃陣の特徴を活かしやすくなるのでは?と思いました。
【昨季のシティも同数プレスを仕掛けられた時はDF-MF間をセカンド回収のポイントとしていた】
試合は前半13分にスターリングがカットインミドルを決めてシティが先制。
その後は両チーム共細かなポジションチェンジ等は行うものの試合展開に大きな変化はなく前半が終了します。
・両チームの修正・変化
試合が大きく動いたのは後半10分前後から。まずアーセナルがラムジーに変えてラカゼットを投入します。
システムは、
オフェンス時→ラカゼットCF、オーバメヤン左、ムヒタリアン右、エジルトップ下の4-2-3-1。
守備時→エジルCF、ラカゼット右、オーバメヤン左、ムヒタリアン右IHの4-3-3。
となっていました。
この交代の狙いは恐らく3つ。
1つ目はムヒタリアンをウォーカーとのフィジカル勝負から解放してあげる事。効果抜群だった、という訳ではありませんがライン間でのプレーが増え、前半よりは効果的にボールに絡むことが出来るようになっていました。
2つ目は左サイドで守備時に数的不利になる状況を防止する事。オーバメヤンをサイドに回してカウンター時のスピードをチラつかせる事によってウォーカーの攻撃参加を抑止するという狙いです。シティはリードしているので、失点のリスクのある攻撃参加はしないだろうと言う事も頭に入れてのものだと思います。
3つ目は1列目の守備の強度を上げる事。これが一番の狙いだったと思います。
システムは、
オフェンス時→ラカゼットCF、オーバメヤン左、ムヒタリアン右、エジルトップ下の4-2-3-1。
守備時→エジルCF、ラカゼット右、オーバメヤン左、ムヒタリアン右IHの4-3-3。
となっていました。
この交代の狙いは恐らく3つ。
1つ目はムヒタリアンをウォーカーとのフィジカル勝負から解放してあげる事。効果抜群だった、という訳ではありませんがライン間でのプレーが増え、前半よりは効果的にボールに絡むことが出来るようになっていました。
2つ目は左サイドで守備時に数的不利になる状況を防止する事。オーバメヤンをサイドに回してカウンター時のスピードをチラつかせる事によってウォーカーの攻撃参加を抑止するという狙いです。シティはリードしているので、失点のリスクのある攻撃参加はしないだろうと言う事も頭に入れてのものだと思います。
3つ目は1列目の守備の強度を上げる事。これが一番の狙いだったと思います。
前半から怪しさ満載だったCH化した時のメンディの足元。そこにプレスバック意識の強く、コース切りも上手いラカゼットを当てる事によって中盤と挟み込み、ミスを誘発しようという設計です。
どの狙いもとても理にかなっていて、この試合の最も惜しいシュートシーンに繋がりました。
それに対してシティは59分マフレズ→デブライネの交代。ベルナルドシウバを右サイドに移します。
狙いは明確でした。メンディを大外に張らせてデブライネをインサイドのエリアでプレーさせ、組み立ての精度を向上させる。
狙い所としていたエリアに1番上手い選手が登場した事によって、アーセナルの狙いは外されてしまいます。
メンディのミスからピンチに繋がったのが54分。デブライネがユニフォームに着替えコーチの指示を受けているシーンが写ったのが57分。意味わからん速さ。
なお、デブライネ投入以降メンディが中盤のエリアで組み立てに関わる事は殆どありませんでした。
またシティは60分以降、前プレの強度を緩めてGKに時間を与えてくれる事が多くなります。デブライネ投入に合わせてのものだったのか、後半15分まではプレスを続けるぞ!という決まりだったのかはわかりません。ただ、78分にアグエロに変えてジェズスを投入してからは前半のプレスを復活させたので、恐らくアグエロの体力面を考慮してのものだと思われます。
これによってアーセナルはCHがスペースをコントロール出来るようになり、敵陣までボールを運べる頻度が高くなります。
しかし、ファイナルサードで相手どう崩していくか、という段階に入ったこのタイミングで二失点目を奪われます。
この形はアーセナルの課題を顕著に表したものでした。
最初の問題点は「ファーストプレスを外された後の対応」です。
シティのビルドアップをサイドへ誘導しジャカがギュンドアンを切りながらサイドに出た。
オーバメヤンが見事なプレスバックでフェルナンジーニョを潰した。
しかし、取り切れず相手にボールが渡ってしまった。ファーストプレスが失敗に終わり、カバーリングがいないこの状況でグエンドウジは飛び込んでいき、
簡単に外されてしまう→攻撃の加速を許す。
プレシーズンでも似たような問題が見られていました。
プレスを外された後に単独で飛び込んでしまう。これが一つ目の問題点。
二つ目の問題点が、相手に速攻を仕掛けられた時の前線の帰陣の遅さです。
そしてこうなる。どう見てもバックラインの選手達に大きな負担を掛けてしまっている事がわかると思います。
そして3つ目が2対2の対応です。
こう言った2対2の状況で「ボール保持者に対峙している選手がアタックすれば、その背後の選手がオーバーラップしてくる選手に対応する。」と言ったような信頼関係を構築出来ていないのです。
よってベジェリンは突っ込む訳には行かずズルズル下がりながらの守備となりエリア内に侵入され、ムスタフィもカバーリングに向かうタイミングを掴めません。
結局、後ろから加速してくるメンディに対してベジェリンが静止した状態から対応→その分寄せが間に合わずクロスを上げられゴールを許してしまいました。
(リヒトはスクランブル+慣れないLBでの出場だったのでこのマークミスはしゃーなし)
今上げた三つの点は特定の選手だけではなく、チーム全体に共通して見られる問題点です。こうやってものの見事に殴られた経験を活かしてエメリ🍎にはチームを改善させて言ってほしいです。
試合は終盤、お互いのミスが目立つようになるもスコアは動かず0-2のままで終了しました。
試合の流れに深く関わっている部分を中心にまとめましたが、書き切れていないそれ以外の部分でも相当大きな差がありました。
ちと辛い部分も多かったですが頑張って応援していこうと思います。
チェフ・レノについての事等はもうちょい色んな部分を整理出来てからいつかまとめたいと思います。
狙い所としていたエリアに1番上手い選手が登場した事によって、アーセナルの狙いは外されてしまいます。
メンディのミスからピンチに繋がったのが54分。デブライネがユニフォームに着替えコーチの指示を受けているシーンが写ったのが57分。意味わからん速さ。
なお、デブライネ投入以降メンディが中盤のエリアで組み立てに関わる事は殆どありませんでした。
またシティは60分以降、前プレの強度を緩めてGKに時間を与えてくれる事が多くなります。デブライネ投入に合わせてのものだったのか、後半15分まではプレスを続けるぞ!という決まりだったのかはわかりません。ただ、78分にアグエロに変えてジェズスを投入してからは前半のプレスを復活させたので、恐らくアグエロの体力面を考慮してのものだと思われます。
これによってアーセナルはCHがスペースをコントロール出来るようになり、敵陣までボールを運べる頻度が高くなります。
しかし、ファイナルサードで相手どう崩していくか、という段階に入ったこのタイミングで二失点目を奪われます。
この形はアーセナルの課題を顕著に表したものでした。
・2失点目の問題点。
最初の問題点は「ファーストプレスを外された後の対応」です。
シティのビルドアップをサイドへ誘導しジャカがギュンドアンを切りながらサイドに出た。
オーバメヤンが見事なプレスバックでフェルナンジーニョを潰した。
しかし、取り切れず相手にボールが渡ってしまった。ファーストプレスが失敗に終わり、カバーリングがいないこの状況でグエンドウジは飛び込んでいき、
簡単に外されてしまう→攻撃の加速を許す。
ただ、オーバメヤンのカバーシャドウを外された後の対応には課題ありね。— やわやわゔぇんげーる (@cbmkmcxtoia7w20) 2018年8月3日
枚数が少ないのだからエジルはCBに突撃するべきではないし、ベジェリンはステイするのならそこの勝負では負けちゃいけない。 pic.twitter.com/r7DUlD5ySA
プレシーズンでも似たような問題が見られていました。
プレスを外された後に単独で飛び込んでしまう。これが一つ目の問題点。
二つ目の問題点が、相手に速攻を仕掛けられた時の前線の帰陣の遅さです。
これが初期位置。
そしてこうなる。どう見てもバックラインの選手達に大きな負担を掛けてしまっている事がわかると思います。
そして3つ目が2対2の対応です。
こう言った2対2の状況で「ボール保持者に対峙している選手がアタックすれば、その背後の選手がオーバーラップしてくる選手に対応する。」と言ったような信頼関係を構築出来ていないのです。
よってベジェリンは突っ込む訳には行かずズルズル下がりながらの守備となりエリア内に侵入され、ムスタフィもカバーリングに向かうタイミングを掴めません。
結局、後ろから加速してくるメンディに対してベジェリンが静止した状態から対応→その分寄せが間に合わずクロスを上げられゴールを許してしまいました。
(リヒトはスクランブル+慣れないLBでの出場だったのでこのマークミスはしゃーなし)
今上げた三つの点は特定の選手だけではなく、チーム全体に共通して見られる問題点です。こうやってものの見事に殴られた経験を活かしてエメリ🍎にはチームを改善させて言ってほしいです。
試合は終盤、お互いのミスが目立つようになるもスコアは動かず0-2のままで終了しました。
・まとめ
試合の流れに深く関わっている部分を中心にまとめましたが、書き切れていないそれ以外の部分でも相当大きな差がありました。
ちと辛い部分も多かったですが頑張って応援していこうと思います。
チェフ・レノについての事等はもうちょい色んな部分を整理出来てからいつかまとめたいと思います。
いつも楽しく読ませていただいてました。
返信削除活動終わってしまったのでしょうか。
再開待ってます。